2018年1月上旬からの東南アジア旅行4日目。ダナンからフエへ鉄道で移動します。チケットは前日に買っておきました。
チェックアウト、タクシーで駅へ
宿をチェックアウト。初めてのドミトリーだったけど、スタッフがみんな親切だったので気持ちよく泊まれました。ただドミは他の客に物を盗られる不安がありますね。
今日は天気が悪いようです。道が雨に濡れている。小雨だったのでダナン駅の方向へ歩き、信号待ちをしていたタクシーを拾います。
評判の良いビナサンタクシー(vinasuntaxi)は、白地に赤と緑のライン。
ダナン滞在中に乗ったのはみんなここのタクシー。ネットの評判通りドライバーが誠実な対応をしてくれました。
ぼられる心配が少ないというのはありがたい。他にはマイリンタクシーというのも評判がいいようです。
ただ今回の車は座席からゲロのような臭いがしました。前の客が吐いたんじゃなかろうな……。拭き取ったけど臭い残っちゃった?
道は交通量が多いものの、渋滞しておらずスムーズに流れるのが良いですね。ダナンってちょうどいい大きさの都市だと思う。
大きすぎず小さすぎず。人口100万人くらい。ハノイやホーチミンはまだ行ったことがないけど、7~8倍の人口がいるらしいから渋滞も酷そう。
早速ダナン駅に到着。50kドン未満で行けました(日本円で約250円)。
※1円=200ベトナムドンで計算
ダナン駅到着
タクシーを降りると、よくわからんおっさんに声をかけられこっちこっちと言われますが、念のため無視します。
ホイアンのバイクタクシーのおっさんのように、外国人に声をかけてくるやつはボッタクリマンの可能性が高いですからね~。
もちろん親切な人のこともあります。多少心は痛むけど、自衛のためなので仕方ないね。
ダナン駅舎は一部工事中。昨日チケットを買った部屋(下の写真)からはホームに出られないようです。
待合室あり
しばらく待っていたら鉄道会社のお姉さんが呼びに来てくれました。他の外国人観光客たちと一緒についていきます。
工事している部屋の隣に待合室がありました。気づかなかった……。なるほど、ここからホームに出られるのですね。
やっぱりさっきの「こっちこっちおじさん」はボッタクリマンじゃなかったのかも?
低いホームへ
数分後に列車が到着、ホームに出ます。出発時刻まで、まだ結構時間があるけど早めに入線するのかな?
遅延時の時間調整のためダイヤに余裕を持たせてるのかも。ベトナムの列車は結構時間に正確らしいけど、こういう工夫のおかげなのかな?
日本と違ってホームが低いよ。というか地面と同じ高さです。
列車についているステップで登ります。
余談ですが、かつては日本にもホームが低い駅があったみたい。博物館などで昔の写真(白黒の古いやつ)を見ると、そういう風景が写っていたりします。
列車内へ
今回乗るのはソフトシートのエアコンあり車両。他よりちょっとだけ値段高め。外国人観光客が多いけど、地元のベトナム民も少しだけ乗っています。
発車までズンチャズンチャ、タラリラタラリララーリラーと歌謡曲が流れていました。おそらくベトナムの曲なのでしょう。
ただ、若干中国語のようにも聞こえる。地理的に近いし発音似てるのか? それとも中国の曲?
発車
定刻通りに発車しましたが。席の向きと進行方向が逆です。後ろへ下がっていく感じ。スイッチバックで途中から前を向くのかと思ったけどそんなことはなく、フエまで同じ向きで走りました。
車内にはゴミと植物の種のようなものが散乱していてカオスだなぁ……。
……と思っていたら掃除の人がやってきてあっという間に綺麗にしていきました。すげぇ!
ダナン市内の線路沿いは、バラック小屋があったりゴミが散らばっていたりで、タイのバンコク駅(フアランポーン駅)発車後の車窓と似ていました。
車内販売あり
食べ物の車内販売も時々来ますが、お腹をこわしてたのでパス。汁物も売ってましたよ。すごくいい香り。小学校の給食で出たスープの記憶が蘇りました。
ベトナムの食べ物は味も香りも優しいのが多くてイイね。タイやマレーシアにはめっちゃスパイシーでどぎついのがあるからなぁ。
快適な乗り心地
この列車、乗り心地は非常にいいです。シートふかふかだし、リクライニングはかなり倒れるし、足元が広いし、客車列車方式だから静かだし、日本の在来線特急より快適かも。
このベトナムの列車は、先頭の機関車が動力のない客車を引っ張っています。一方、現代日本の列車の多くは、客の乗る車両内にもモーターやエンジンが入っているのでその音がするんですね。
ゆったり走って穏やかな揺れが気持ちいい。
ハイヴァン峠付近の車窓
ハイヴァン峠手前の海沿い走るところの車窓がいいですよー。ダナン市街が海の向こうに見えます。
ハイヴァン峠は昔から難所だったらしい。道路がくねくねで通行が大変だったけど、長いトンネルができて簡単に抜けられるようになったんですって。
北部と南部の気候の境目にもなっているようです。実際、峠を超えてフエに行ったらめちゃくちゃ寒かった。
雨の車窓
もうすぐフエに到着です。
雨でしっとりとした風景を見ながらの3時間はあっという間でした。ほぼ定刻でフエ駅(Ga Hue)に到着。
フエ駅前のタクシー
駅出口のタクシー客引きがしつこいけど、無視無視、完全無視! 油断するとホイアンのバイタクの時みたいにボラれるからね。
◆関連記事:ダナンから日帰りでホイアンへ【18年冬旅2日目】
フエ駅前には各社のタクシーがそれぞれ固まって止まってます。
ここにはビナサンがいないようなのでマイリン(MAILINH)タクシーに乗りました(上の写真の緑のやつ)。
ボラれることもなくメーター通り約45kドン(約225円)で、新市街端っこのホテルに到着。
※1円=200ベトナムドンで計算
今回泊まるホテルの客室は広くていい感じです。バストイレ付きで一泊1000円だったのでお得感あり。やっぱり個室は落ち着きますね、昨日までドミだったので。
1月のフエはけっこう冷えるようです。冬服を持ってきてよかった。
お腹の調子を整えるのと、体力回復のため昼寝をしたりネットしたりして終了。強めの雨が降っているので観光は明日以降にします。