【ホーチミン市から】クチトンネル、メコンデルタ観光【18年冬旅10,11日目】

東南アジア

2018年冬の東南アジア旅行10日目と11日目の記録です。

ベトナムホーチミン市の宿に連泊、拠点とし現地ツアーでクチトンネルとメコンデルタに向かいます。

前回:【ホーチミン市観光】統一会堂、サイゴンノートルダム【18年冬旅9日目】

クチトンネルへ

5ドルのツアーでクチトンネルへ行きました(入場料別)。ホーチミン市の郊外「クチ」にある、ベトナム戦争時の地下トンネルです。南ベトナム解放民族戦線の拠点で、ゲリラ戦用にトンネルが張り巡らされています。

欧米人たちと一緒にバスに詰め込まれてクチトンネルへ。バスはエアコン付きなので快適。

ただ、郊外の道がボコボコではねたり飛んだり。そして相変わらずベトナムの人は運転が荒い(というか交通ルールが日本とは全然違う)。クラクション鳴らしながら接触事故ギリギリで走らせていきますね。

クチに近づくと天然ゴムのプランテーションが。整然とゴムの木が並んでいる様子は壮観です。

到着

ホーチミン市の9月23日公園からクチトンネルまで、1時間半程度かかりました。

蒸し暑いですねしかし。こんな過酷な環境でゲリラ戦を繰り広げたベトナムの人たちは偉い。

ずらずらと列になって罠やら、隠れるための穴やらを見て回ります。前がつかえていてなかなか進まずもどかしいです。

↑この穴に人が入って内側から蓋を閉める体験がありました。戦争時も実際このように隠れていたらしいです。

↑ベトナム兵人形

 

ツアーだと自分のペースで回れないのが残念。路線バスを乗り継いで来ることもできるようだけど万一迷った時のリスクがね…。ベトナム語がわからないし難易度高いです。

この施設はテーマパーク化されていて、戦争の生々しさを感じられないのが少々もったいないなと。米軍が落とした爆弾でえぐれた地面が残っていたりするんですが、周りがアトラクションみたいになってしまっているせいで、すべてが作り物っぽく見えてしまいます…。

追加料金で銃の発砲体験ができますが、あまりにも音がうるさかったのでパス。体験しない人はお土産屋さんで休憩です。アロエベラとパッションフルーツのジュースを買って飲みましたがなかなかうまい。独特の甘みと独特の後味。

2割拡張されているというトンネルを通ります。それでも狭い。

しゃがむかハイハイで進むしかありません。暑いしジメジメしていてつらいです。やっぱりベトナム人ゲリラは偉いなぁと、こんな劣悪な環境でよく戦えたなぁと思いました。

タピオカの芋(加熱調理済み)をもらって食べてツアー終了です。若干苦味のある芋でした。じゃがいもをパサパサにして苦味を加えたようなイメージ。

うーん、なんか思ってたのと違った~。気楽なアトラクションみたいでしたよ、欧米人はキャッキャはしゃいでたし、戦争のことを学ぶ施設という雰囲気では無かったなぁ。

ベトナム戦争の悲惨さを知るには戦争証跡博物館が良いですねやっぱり。

ホーチミン市に戻る

夕食はバーガーキング。ドリンクがセルフサービス。カウンターで好きなのを入れていくというのが新鮮でした。

メコンデルタ、ミトーへ

翌日、メコンデルタツアーに行きました(約10ドル)。目的地はミトーという街です。

ホーチミン市内からバスに乗って2時間程度で到着。途中の高速道路からはベトナムの田園風景が見られました。

トウモロコシ畑は普通ですがドラゴンフルーツが採れるサボテン畑は新鮮。

置き去りになる

メコン川のボートに乗るのですが船着き場でハプニング発生。

団体ツアーの客が他にも沢山いて大混雑、人混みに飲まれて自分のグループを見失ってしまいました。船に乗る桟橋は複数あるのでどこに行けば良いのか分かりません。

気がついたときには船着き場はもぬけの殻。みんな船に乗って何処かへ行ってしまった…。困り果ててぽつねんとメコン川を眺めます。

どうしよう、確か路線バスでホーチミン市まで帰れるよななどと考えていると、ボート係員の人に話しかけられます。置いて行かれたことを片言英語で伝えると電話でツアーガイドに連絡を取ってくれました。

そして代わりの船で島まで送ってもらえることに。本当に助かりました感謝感謝。船が出発する時、英語で「次は無いから絶対にはぐれるなよ!よい旅を!」というようなことを言われました。いやぁー面目ないです…。

言い訳、でも自己責任

今回のツアーガイドさんは後ろを確認せず、先々歩いて行ってしまうから付いていくのが大変。

もちろんこちらにも過失はあるんですけど、もう少しメンバーに目を配ってくれていれば置き去りは避けられたんじゃないかなと言い訳させてもらいます。

バスに乗るときも人数確認や点呼をしないし、けっこう危なっかしい感じがしましたね。30人くらいいたのに。

現地ツアーは日本のツアーとは違い、置いて行かれても、事故っても自己責任なんだなあと痛感しました。安いけど色々雑です。

日本ってなんでも丁寧でサービス手厚くて素晴らしいですが、その感覚で海外に行くと痛い目見ますね。反省反省、大いに反省。

島に上陸し無事メンバーに追いつけました。ガイドさんにちゃんと付いてこいよと言われて苦笑い。一応英語ですんませんと謝りました。

文句たらたら書きましたけどガイドさん悪い人ではないし、解説も真剣でしたよ。ただここは日本ではない。気配りを期待してはいけない。

ここでは全て自己責任!自分の身は自分で守る!

ゆったりツアー

合流した後は南国果物を食べたり、伝統音楽の生演奏を聴いたり、ココナッツキャンディの製造工程を見たり。結構ゆったりしたツアーでした。

↑近くでドラゴンフルーツの木を見られました。やっぱりサボテンですね。

昼食も出ました。ベジタリアン料理と肉料理を選べます。自分は肉料理を選んだのですが、ベジタリアン料理のほうは選んだ人が可哀想なぐらい質素でした。白ご飯と、厚揚げと、細長いピーマンみたいな野菜だけ。

肉料理のほうは厚切り豚肉の焼いたやつと春巻きに、ご飯と野菜でした。チリソースが置いてあったのでかけて食べたら美味しかった。米は日本のより細いけど味よし。

食事後、自由時間が1時間ありましたが島は小さくすぐ見終わって時間が余りました。でも慌ただしいツアーよりはよっぽど良いです。

メコン川は雄大ですなぁ~。心が癒されますよ。清々しい気持ちになりました。

ホームシック?

現地ツアー(英語ガイド)の参加者は欧米人だらけなのですが、今回は数人日本人がいました。

ベトナムに来てからこれまで3回現地ツアーに参加したのですが、何故か一度も日本人がいなかったんですよね。4回目にして初遭遇!

久しぶりに日本語で話しました。やっぱり母国語というのは落ち着きます。言いたいことを言えるというのは素晴らしいです。(英会話ももっと勉強しなきゃね。)

みなさん東南アジア各国を旅してるとのことで、いろいろおすすめ観光地のことなど聞けました。

久しぶりに日本の人と話して、郷土愛というか同胞に対する親愛の情のようなものに気が付きました。故郷や家族、日本の仲間たちを大切にしたいなーなんて思いました。

一人旅で寂しくなっていたから、そういうふうに思ったのかもしれませんね。

永長寺

メコン川からの帰りにバスでミトーのお寺、永長寺へ。全然期待してなかったんですがすごく良かったです。

屋外には巨大な仏様。かなり大きいのですが威圧感みたいなものはなく、見守られている感じがして落ち着きます。

西洋と東洋が融合したような独特のデザインをした建物が美しいです。

堂内は日本のお寺と似ていて親しみが湧きました。

 

アクシデントもありましたが非常に満足感のある一日でした。また行きたいですね~。メコンデルタと永長寺はこれからベトナム観光する人に強くおすすめできる観光地です。

次の記事【ホーチミン市でゆっくり】ブイビエン通りの洗濯屋、プノンペン行きバスチケット入手【18年冬旅12,13日目】

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