バスでシェムリアップからタイのバンコクへ、陸路国境越え【18年冬旅24日目-1】

東南アジア

2018年年始からの東南アジア旅行24日目。カンボジアのシェムリアップに約一週間滞在し、アンコール遺跡群を十分に見たので次の国、タイへバスで移動します。

前回:シェムリアップのオールドマーケットでお土産の値引き交渉【18年冬旅23日目】

バンコク行き国際バス

今回乗るバスはシェムリアップからバンコクへ直通する昼行便。朝出て夕方に着く感じ。

国境のゲートの混みようと道路状況によるけど、長くても12時間くらいでたどり着く模様。順調に行けば8時間らしい。

チケットは宿で手配してもらいました。バス会社によって値段にバラつきあり。今回乗るのは15ドルのやつ。

カンボジアとタイを結ぶバスの外観

運良く二階建てバスの二階席に乗れました。主に欧米人観光客が乗ってます。

カンボジアとタイを結ぶバスの内部

途中の街で地元民が乗ったり降りたりするのが不思議でした。観光客専用のバスじゃなかったのね。

シートもいい感じ。優しく包み込んでくれる。隣の席が空いてるし、こりゃ快適。

カンボジアとタイを結ぶバスの座席背面の様子

ただエアコンが効き過ぎてますね。まるで走る冷蔵庫のような状態。凍えてしまう。日本で着ていたフリースは荷物室のバックパックに入ってるしなぁ……。

代わり映えのしない風景が続く真っ直ぐな道を三時間ぐらい走って、カンボジア側のチェックポイント、ポイペトへ到着。

ポイペトに止まっているバス

バスから降りると午前11時なのにやけに涼しい。

熱でも出たから寒く感じるのか……と不安になります。シェムリアップはめちゃくちゃ暑かったのに、ここの寒さは一体…? 国境地帯は気候が違うのか?

ポイペトで出国審査

バスのスタッフに「降りて右行って、もっかい右」と言われます。ちょっと歩くと右手に出国審査場が。「DEPARTURE」と書かれた緑色の建物。

ポイペトの出国審査場

5分~10分くらい列に並んで、パスポート、ビザのチェック。

スキャナー的なもので指紋を採取(右四本指、右親指、左四本指、左親指の順番)。出国スタンプ押してもらって終了。

ここをスルーして出国スタンプなしでタイの入国審査まで行ってしまうと、追い返されるので注意。

実際に、長時間並んだあげく追い返された人を目撃しました。あまりに気の毒。

行く手を阻むゲートみたいなものはなく、スタンプがなくてもあっさりタイ側まで行けてしまうので要注意。

右手(下の写真参照)に延びている線路に沿って歩くとタイの入国審査場まで行けます。途中にはカジノがいっぱい。

ポイペトのタイ国境へ続く道

そう言えばバスを降りた所には鉄道の完成予想図みたいなものがありました。そのうちこの線路を国際列車が走るらしい(訪れた翌年2019年の春に開通した模様)。

カンボジア~タイ国際列車の完成予想図

ずんずん奥へ進みます。タイ側まで結構遠い。下調べしておかなかったら不安になる距離。でも悩まずまっすぐ進む。

ポイペトのタイ国境へ続く道

カットフルーツにあたったらしく、一昨日辺りからお腹がよくない。歩いているとやばくなってきたのでカジノのトイレを借りることに。

警備員に尋ねたら快く貸してくれました。ありがたい!

ポイペトのカジノの入り口

それにしても、現地人だけじゃなく欧米人旅行者も手を洗わずお菓子を食べてたけど、大丈夫なんかね? お腹強いの?

筆者は日本ではめったにお腹を壊さないのに、東南アジアを旅行すると大体腹を壊します。

今回もベトナムでやられ、治ったと思ったらカンボジアでやられ、しょっちゅう腹を壊している。日本は清潔すぎて貧弱な免疫力しかGETできないのかなぁ?

すっきりしたので、もっと奥に進みます。

ポイペトのタイ国境へ続く道

アンコールワットをモチーフにしたゲートをくぐってタイの入国審査の建物へ。

ポイペトのタイ国境へ続く道にあるアンコールワットを再現した門

一階で入国カードを貰い、机で記入後二階へ。

タイの入国審査の建物の入り口付近

二階は入国審査待ちの大行列。40分待ちの看板あり。トイレに行っといて良かった。粗相をせずに済んだぜ!

審査ゲートの手前には入国カードに不備がないかチェックしてくれる人がいます。助かるわぁ……。タイで泊まるホテルの名前と住所はしっかり書いておきましょう。

並ぶのは辛かったですが審査はすんなり終了。めでたくタイ入国。審査場に入ってから1時間くらい掛かりました。

ベトナム、カンボジア国境に比べると難易度が高かったです。あっちはパスポートをスタッフに預けて素通りするだけだったので比べるのもアレですが。

↓「止まるな」と書いてあるので歩きながら撮ったらブレブレに。

タイ入国審査完了後に通る通路の看板

タイ側の街アランヤプラテートに入りました。

カンボジア~タイ国境、タイ側の街アランヤプラテートの風景

さっきは曇っていて寒かったけど、タイに入る頃には天気が良くなっていて暑いです。

人や物が行き交う国境ならではの風景は楽しい。なんか賑やか。

カンボジア~タイ国境、タイ側の街アランヤプラテートの風景

↓カンボジア側を振り返るとこんな感じ。出国待ちのトラックが列になってる。

カンボジア~タイ国境、タイ側の街アランヤプラテートの風景

乗ってきた二階建てバスを探してウロウロ。駐車場に止まってました。乗ります。

カンボジア~タイ国境、タイ側の街アランヤプラテートに止まっているバス

客が揃ったら出発。

カンボジア~タイへ走るバスの内部

今回のバスは国境での待ち時間が1時間30分と長かったけど、短い運行会社もあるらしく、入国審査に手間取ると置いてかれるようです。怖いですね。

ただ今回は同じバスの人が入国審査の時後ろにいたのでちょっと気が楽でした。

タイの道路はきれい

タイに入ると左側通行になります。日本と同じだからなのか落ち着きます。

道路は綺麗に舗装されているし、道沿いの建物を見てもタイはカンボジアに比べかなり豊かな印象を受けます。

それと普通にクルマ(乗用車)が走ってます。バイクばっかりのカンボジアとの違いを見せつけられた感じ。

国境を隔てただけでここまで違うとは。

ポル・ポト派による虐殺や内戦がなければカンボジアももっと発展できていたかもしれないと思うとやるせない。やっぱり平和が一番なんだなと。

途中同じ会社の二階建てバスとすれ違いました。シェムリアップ行きかな?

タイからカンボジアの方へ走っているバス

しばらく走ってパーキングエリアみたいなところで休憩。

タイの道路のパーキングエリアみたいな施設

食堂があるけどお腹が悪いので食べられず残念。

タイの道路のパーキングエリアみたいな施設の食堂外観

コンビニも併設。

タイの道路のパーキングエリアみたいな施設のコンビニ

タイの道路のパーキングエリアみたいな施設のコンビニ

やっぱりカンボジアとは発展度が違う。あっちにはこういうものはなかった。ホーチミン市からプノンペン行きのバスに乗った時は、トイレだけある良くわからん小屋みたいなところで休憩でしたよ。

この後もひた走り、日が暮れる頃には都市部に入りました。

タイの道路と夕暮れの風景

タイの道路と夕暮れの風景

タイの道路と夕暮れの風景

写真を撮り忘れたけど、都心に入ると高層ビルが林立。その間を走る高架道路。日本でいうと首都高とか阪神高速から見る風景みたい。

大都会ですねバンコク。三年ぶり二回目だけどこんな大都会だったかなぁという印象。

下道は帰宅の車とバイクで大混雑。

車とバイクであふれる夕暮れのタイの道路

青信号で発進するバイクの勢いがすごい。

バイクが一斉に発信する夕暮れのタイの道路

結局バスはシェムリアップ出発から10時間でファランポーン駅へ到着。バンコクに入ってから道が渋滞していたせいで予定の8時間を2時間オーバー。

フアランポーン駅の外観

ただ15ドルのバスにしては快適でサービスも良く満足です。隣が空いていて2席分使えたのもラッキーでした。

続きはこちら↓

二度目のバンコク訪問、日本食のことなど【18年冬旅24日目-2】
2018年、年始の東南アジア旅行24日目の記録その2です。 朝にカンボジア、シェムリアップをバスで出発。国境を超え夕方にタイのバンコクへ到着しました。 ファランポーン駅からMRTブルーライン(地下鉄)とBTS(スカイトレイン)を利用し、宿の...
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