日本大使館とバンコク銀行シーロム本店に行く【18年冬旅42日目】

2018年、年始の東南アジア旅行42日目の記録。日本大使館で書類を入手してからバンコク銀行へ行き口座を開設した話です。

前回:チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットでお土産を買う【18年冬旅41日目】

旅行者の口座開設は困難に

まず初めにおことわりを……。

以下は2018年2月時点の情報です。2023年9月現在は口座開設の条件が厳しくなっており、この後書く方法では口座開設できないようです。

なお、当時はビザなしで入国した旅行者であっても、パスポートと自動車運転免許証抜粋証明書だけで口座開設できました。

当時の手順

2018年2月当時の口座開設までの流れを書きます。今では全く役に立たない情報ですが……。

単なる旅行記として読んでいただけると幸いです。

日本大使館へ

口座開設には自動車運転免許証抜粋証明書が必要。これは日本大使館で発行してもらえます。

発行にはパスポートの顔写真のページと、日本の運転免許証の表裏のコピーが必要。あらかじめ印刷屋さんに行き入手しておきました。原本も持参します。

日本大使館はルンピニー公園の近くにあります。最寄り駅はMRTブルーライン(地下鉄)のルンピニー(Lumphini)駅。

日本大使館の方向を示す標識

日本大使館に行って発行の申し込みをしたのはいいのですが、しばらく待つことに。

入ってから発行まで1時間以上かかりました。

出てきたのは運転免許の情報が英文で印刷された紙。一応手書きのサインとスタンプはあるものの、ベースはごくごく普通のA4コピー用紙でした。

証明書とは言っても、住民票とか印鑑証明みたいな特殊な紙ではないのね。

Fee(料金)は670バーツ(2,345円)

※当時のレート:1バーツ=3.5円で計算

バイクタクシーで爆走

書類は手に入ったので、バンコク銀行シーロム本店へ。シーロム通りのソイ3(Silom Soi 3)とソイ5の間にあります。

大使館から約2km離れているので、暑い中歩くのはちょっと辛いかも。

大使館の通りに入る交差点にモーターサイ(バイクタクシー)の人が沢山待機していたので、乗っていくことにしました。

しかし、一箇所に集まっていると誰に声をかければいいか悩みますね……。これ、運転手の間で順番を決めてたりするのかな?

手前の一人に「シローム ソーイ サーム(3)」と言ったら通じました。やったぜ!

発音を練習したかいがあった。シロームとサームは尻上がりに高く発音するやつ(上声)。ソーイは平ら(平声)。

タイ語はカタカナそのままで発音しても通じにくいので、声調を調べて試して通じたら嬉しいです。

それにしてもスクーターは速い! 2人乗りでも加速が鋭いぞ。筆者が日本で乗ってる125ccマニュアルバイクとは次元が違う。

しかも運転手のおっちゃんはかなりスリリングな運転をする。前の車にぶつかる寸前まで全速力で走って急ブレーキという走らせ方。

ブレーキもよく効くねぇ! もし整備不良で効きが悪かったらそのまま激突して一巻の終わりですよ……。

途中渋滞に巻き込まれたけど、止まることなくバスやタクシーの隙間をスイスイと抜けてゆきます。凄い運転技術だなぁ。

後ろに乗ってる筆者は他の車のミラーとかに引っかかりそうでヒヤヒヤしてました。

かなり乱暴な運転に見えるけど、運転手さんは道を譲ってもらったりする度に会釈してます。運転は荒くても礼儀正しいドライバーが多いね。ここがタイの不思議な所。

そんなこんなで、バンコク銀行シーロム本店の横に到着。料金は50バーツでした。

便利なバイクタクシーですが、それなりのリスクがあります。利用する際は覚悟を決めたほうがいいですね。

安全を重視するなら普通のタクシーのほうがよさそう。渋滞には弱いけど。

日本語窓口へ

バンコク銀行シーロム本店1階には、ジャパンデスクという日本語で対応してくれる窓口があります。

建物に入ったら口座開設カウンター手前の発券機で「日本語サービス」の番号札を取ります。

自分の番になって窓口に行ったら、証明書を出して、用意された紙に必要事項を記入します。職員の方が日本語で教えてくれるので特に難しいことはないですね。

あっさり口座開設完了。普通預金の通帳、定期預金の通帳、キャッシュカードが手に入りました。

バンコク銀行の通帳

口座には一定額お金が入っていないと口座維持手数料を取られるとのことなので、持ってきた日本円の残っている分を両替して振り込んでおきます。

日本よりは金利が高いので、次にタイを訪れた際には少し増えていることでしょう。

それにしても、なぜ免許証を抜粋したものが口座開設に必要なのか謎です。そもそも、運転免許証抜粋証明書とは一体なんなのか。免許抜粋してどうすんだ?

と思ったので調べてみたところ、英文で日本の住所が証明できる書類だから意味があるようです。

運転できる車のサイズなどは一切関係ない模様。重要なのは住所の部分だけ。

免許証原本にも住所が書いてあるけど、それは日本語表記なので、海外では証明書として弱いってことなんでしょうかね。

バイクと国際運転免許証

銀行口座とは関係のない話ですが、免許証つながりで余談を少し。

日本でバイクの免許を持っている場合、出国前に国際運転免許証を取っておくと役に立ちそう。

東南アジアの都市部の場合、交通状況がカオスで事故のリスクが高いので公共交通機関を使うのが無難ですが、公共交通が発達していない地方を旅する場合は、レンタルバイクが使えると便利だと思います。

交通量が少ない田舎なら事故のリスクも低そうです。

自転車のレンタルもあるけど、暑い東南アジアでペダルをコギコギするのは個人的には嫌ですね。体力がもたんと思う。道路が綺麗に舗装されているとも限りませんし。

体力がある人は自転車でアンコール遺跡群を回るらしいですが、筆者には真似できないです。

いつもと違うフードコートへ

口座開設後はラチャダムリ通りを北へ移動。このあたりはあまり来たことがないので風景が新鮮でした。

巨大なビルや商業施設がたくさん建っているのでスケール感がおかしくなりそう。

ゲイソン ヴィレッジの外観

ビッグC ラチャダムリ店のフードコートで食べて帰ることにしました。

ビッグCラチャダムリ店のフードコート

多分カオカームー(豚足煮込みご飯)。

ビッグCラチャダムリ店のフードコートで頼んだカオカームーだと思われる料理

普段利用しているゲートウェイ・エカマイのフードコートのメニューとは、見た目や味付けがちょっと違って面白い。

次回は最終日。日本に帰国するまでの話です↓

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