LCCでバンコクに戻り、タイスキの店Shabushiへ【18年冬旅35, 36日目】

東南アジア

2018年、年始の東南アジア旅行35、36日目の記録です。

シンガポールのチャンギ国際空港から、タイのスワンナプーム国際空港までLCCで飛行。

エアポート・レール・リンクとバスでバンコク中心部へ移動し、ゲートウェイ・エカマイにあるタイスキの店Shabushiに行きます。

前回:LCCでペナン島からシンガポールへ、ロストバゲージと植物園観光【18年冬旅34日目】

チャンギ国際空港を出発

ホテルに宿泊はせず、朝までマリーナベイ・サンズのカジノなどで過ごしました。

地下鉄(MRT)が動き始めたので、ベイフロント(Bayfront)駅からチャンギ国際空港へ移動します。

マリーナベイ・サンズ直結のMRT駅、Bayfront駅

空港のターミナル2に到着。巨大なキティがいます。

チャンギ国際空港のキティ

チャンギ国際空港の出発案内板

昨日は植物園に行きましたが、空港内にもラン園があります。

チャンギ国際空港のラン園

シンガポールの国花が「ヴァンダ・ミス・ジョアキム」というランなので、それにちなんだ展示なのかな。

朝食はターミナル2内のニョニャ料理の店で、Mee Rebusというカレーのようなスープに入った麺を食べました。魚のダシが良く出ていてうまい!

Mee Rebus

meeいうのは麺、rebusはゆでるという意味だそうです。ゆで麺ということか。

そうそう、この空港は先に出国審査だけをして制限区域に入り、搭乗直前に手荷物検査(保安検査)をする方式でした。

チャンギ国際空港のエプロンにいる航空機

チャンギ国際空港のエプロンにいる航空機

今回利用する航空会社は、スクート(Scoot)。シンガポール航空グループの格安航空会社出資(LCC)です。

使用機材は、LCCではおなじみの小型機、エアバスA320。

スクートのエアバスA320のコックピット付近を外から見た様子

今回の旅行において、関空~ダナン、ペナン~シンガポールで乗ったのもこれと同じ機種です。

ただ、同じ機種なのにスクートの機材は膝のあたりが狭かった。メチャクチャ窮屈。

2時間半くらいのフライトだから良かったものの、それ以上長かったら気が狂いそうなくらい辛い姿勢で乗りました。

他のLCCより席の数が多いってこともなさそうなんだけどね。

もしかすると機材の製造時期が古めだからかもしれません。全体的に設備が古びている印象でした。

新しい機材と違い、足元に大きなシートポケット(冊子入れ)が付いている仕様だから狭く感じるのかも。新しいのはポケットが上の方に付いていたはず。

あと、新しい機材は座席クッションが薄くなって、その分スペースが広がっている可能性も考えられます。

スワンナプーム国際空港から街へ

無事スワンナプーム国際空港に到着。

到着ロビーは無骨なイメージ。コンクリート打ちっぱなし。大きな倉庫みたいな雰囲気。節電しているのか明かりも暗め。

出発側の制限エリアには凝った像が立ってたり明るい派手な見た目なんだけど、到着側は簡素な作りですね。チャンギと比べてしまうからよけい厳しい評価になる。

入国審査(イミグレ)の場所が若干分かりにくい。初めて来たときは迷いましたよ。なんか広いし似たような風景が続くので。

昼過ぎだけど入国ゲートは空いていてスムーズに通過できました。

入国カードにホテルの名前と住所さえちゃんと書いておけば問題なく通れますね。書いていなかったら書けと言われるのであらかじめ調べておくべし。

帰りの航空券は確認されたりされなかったり。厳しさは審査官次第です。

日本人ならほぼノーチェックで通してくれる人もいれば、細かいとこまで聞いてくる人も。今回は何も聞かれませんでした。

スワンナプーム国際空港の到着ロビー、荷物受け取り場

スワンナプーム国際空港の到着ロビー、荷物受け取り場

空港タクシーは、ぼられたり入場料を取られたりするという面倒な話を聞いたので使いません。

運良く誠実なドライバーに当たったとしても、電車に比べれば高くつきますから、ケチりたい人が使うものではないですね。

というわけで、バンコク中心部へ続く鉄道、エアポート・レール・リンクの駅ヘ。

列車が来たものの、最後尾の1両は床が剥がされて乗れなくなってます。機械がむき出し。整備中か? (珍しいから写真を撮っておけばよかった)

宿がエカマイなのでラムカムヘン駅で下車し、路線バスに乗り換えます。

なお、この駅名も表記ゆれがあり、どれで書くべきか分からない。ラームカムヘーン、ラムカムヘーンなど。

駅を出て通りを歩くと、バンコクの地に戻ってきたんだなぁという感覚に包まれます。

バンコクの道路に駐車するバイクや自動車

この風景がなんかいい。整然としているわけではないけど、なんとも言えない魅力がある。街歩きして飽きが来ません。道を変なものが走っていたりするし。

駅からスクンビット71通りを少し南へ行ったところの停留所で、バスが来るのを待ちます。

道の向こう側には、バイク屋とアパートが一緒になったような建物が。

バンコクのバイク屋の建物

40番、501番のバスが一本でエカマイまで行ってくれるらしいけど、なかなか来ない。71番は頻繁に来るのに。

(後で調べたら71番もエカマイに行くことが判明。乗っておけばよかった)

ところで、ちょくちょく不思議な路線バスが走っています。路線の番号を付けてるけど、族車みたいにマフラーが曲がって上を向いていたり、変な人形をいっぱいくっつけていたり。あれは一体何なんでしょうかね。

ミシュランマンらしき人形が付いているバス↓

ミシュランマンらしきものが付いているバンコクのバス

あと、トラックを改造して荷台に人を乗せられるようにしたもの(ソンテウ)がバス停に何度も来ました。

タイ語が読めれば乗るんだけどなぁ~。なんて書いてあるか全く分からないから変なとこに行っちゃいそうで不安。地元の人は次々乗り込んでいきます。

ソンテウには、ダイハツやスズキの古い軽トラも使われていました。日本から海を渡った中古車でしょうかね。軽自動車って海外で新車販売していないと思うので。

コンビニで飲み物を買って、大人しく待っていたら、やっと40番がきました。でも赤バスではない40番ですね。エアコン付きプレミアム。

切符にもPREMIUMと印字されてます。距離制で、今回はラムカムヘン駅から少し南に行った所のバス停からエカマイまで13バーツでした。

タイのバスのきっぷ

タイの路線バスからみた道路の様子

ゲートウェイ・エカマイ付近のバス停で下車。

ゲートウェイ・エカマイ付近のバス停

歩いて宿に戻りました。この前のところと同じです。

エカマイの宿のベッド

行方不明の荷物が発見される

そういえば、チャンギ国際空港の遺失物係からメールが届いていました。

行方不明になっていたカバンが発見されたそうです。タイまで飛行機で送ってくれるらしい。

見つかって本当によかった。空港のターンテーブルから出てこなかったときは焦りましたよ。

翌日、昼頃に宿のフロントへ行くと、もう届いていました。早くてびっくりです。

発見され、バンコクのの宿まで届けられた緑のバックパック

Shabushiでタイスキ

昼食を食べにゲートウェイ・エカマイへ行きます。今回はShabushi(シャブシ)という、タイスキと寿司が食べ放題の店に入ってみることにしました。

タイスキというのは、しゃぶしゃぶみたいな鍋料理です。75分の食べ放題が399バーツでした。

食べ方ですが、まずスープを選んで加熱を始めてもらいます。

そして、回転寿司のようなベルトコンベアーで運ばれてくる具材を取り、自分で煮て食べるというスタイル。

Shabushiの鍋のスープと回転する具材

薄切りの肉、魚の切り身のほか、つみれや、えび団子も回っています。野菜も種類が豊富。空芯菜やツルムラサキらしきものも流れてる。

Shabushiのベルトコンベアーで回る具材

↓多分ツルムラサキ。

Shabushiのツルムラサキらしきもの

余談。ツルムラサキは熱帯が原産の野菜ですか、日本でも栽培が可能。種が販売されています。

筆者も育てたことがありますが、虫や病気に強く手入れも簡単でした。気温が高い時期はどんどん成長して葉を付けるので取り放題。

栄養価も豊富であり、家庭菜園やプランターで栽培すると便利に使える野菜です。

話をShabushiに戻します。寿司や天ぷらは回っていないので自分で取りに行く方式。

卵焼きに具がトッピングされたものや、カリフォルニアロール的なものもあるよ。

Shabushiの寿司

寿司は、日本で一般的に食べられているものに比べてコンパクトサイズ。太宰治『人間失格』の一節を思い出しました。

もともと、自分は、うまい鮨を食わせる店というところに、ひとに連れられて行って食っても、うまいと思った事は、いちどもありませんでした。大き過ぎるのです。親指くらいの大きさにキチッと握れないものかしら、といつも考えていました

タイの寿司は親指の大きさに近いです。

天ぷらコーナーには焼き魚もありました。

Shabushiの天ぷらなど

天つゆやショウガ(ガリ)もあります。飲み物はジュースや甘いお茶など。温かいお茶と水以外には砂糖が入っているので注意。

日本では砂糖入りのお茶(緑茶)は珍しいですがこっちでは普通みたい。あと、デザートのコーナーには色んな味のアイスがありました。

色々取って席に戻ります。金属製の取り箸がやたらと重いのが気になりました。

Shabushiの寿司や天ぷら

個人的に、サイドメニューの味はそこそこだと感じました。日本の寿司や天ぷらの味を期待すると、ちょっと違うなと感じてしまうかも。

1時間位食べてお腹いっぱいになりました。メインの鍋以外にも色々食べるものがあったので満足感はある。

ただ、399バーツという料金は、タイの食事にしては若干高い気がします。

ゲートウェイ・エカマイ内にある他のレストランなら200バーツ前後で食べられるので、およそ2食分。フードコートなら、5食くらい食べられる値段です。

それでも、たくさん食べる人ならお得だと思いますし、外食で野菜をたくさん採れるのは魅力。

フードコートについては次回書きます。

次回:フードコートの話と、船で行くワット・アルン【18年冬旅37日目】

タイトルとURLをコピーしました