2018年年始からの東南アジア旅行14日目。
関空からベトナムのダナンへ飛び、ホイアン、フエを観光後、しばらくホーチミン市に滞在していましたが、いよいよ2番目の国カンボジアへ向かいます。
◆前回の記事:【ホーチミン市でゆっくり】ブイビエン通りの洗濯屋、プノンペン行きバスチケット入手【18年冬旅12,13日目】
扇子売りオバサン
ファングーラオの宿をチェックアウト、シンツーリストのオフィスへ向かいます。チケットは前日に予約してあります。
その途中しつこい物売りのおばさんに付きまとわれました。良く分からん扇子を200kドン(約1000円)で買ってくれとせがまれるが流石に高すぎ。原価いくらか分かったもんじゃない。
じゃあ150kならどうだと言われるが無視無視。でも諦めないようです。とにかくしつこくつきまとってきます。50kなら買ってもいいと言うとどっかに行ってしまいました。
一件落着かと思いきや戻ってきて扇子を手渡されました。仕方ないので50kドン(約250円)で買いました(敗北)。
もっと値切っときゃよかったな、こんなの100円ショップ並の品質だろう…。とすると20kまで粘るべきだったか。
まあ、記念になるから良いですかね。暑い時に扇げるし。
中国風ですが、絵柄がそれっぽいだけで安物だろうなぁ。
バス会社へ
シンツーリストオフィスは大混雑。荷物が小さい客が多いところを見ると近場のツアーの出発待ちかな。案の定しばらくするとどっか行ってしまい、残ったのはバス待ちのバックパッカー達だけ。
そこへバンが来てバス会社の前まで乗せていってくれました。
今回乗るのはシンツーリスト直営のバスではないようです。ロングフォン(ロンフォン?)と言う聞いたこと無いバス会社。ヒュンダイ製の緑色の大きなバスです。
wifiが使えてエアコンあり。4列シートで足元はそこそこ広いです。
ホーチミン市からプノンペンまで約6時間の旅が始まります。
バスの中で係の人がパスポートを回収。カンボジアビザを持っていない人はお金を払えば取ってもらえるようです。自分では何も書く必要がありません。
日本でe-visaを取っておいたけど必要なかったかも。任せたほうが楽だし、手数料を含めても安いような…。
しばらく走るとタンソンニャット国際空港の脇を通過。滑走路周りの塀が汚いし、街はボロっちい感じでなんか違和感。大きい空港なのにね。
飛行機で到着した時に見た空港の表側とは印象が全く違います。
さらに進みます。郊外~田舎にかけては寂しい感じですねぇ。活気が感じられない。建物もトタンでできていたりと貧しい感じがします。
都市中心部は近代的で綺麗だけど、周辺の発展はまだまだこれからなのでしょう。
花屋に並べられた鮮やかな花が印象的でした。そこだけが別世界のように美しかったです。まわりは灰色(で埃っぽい)。
ベトナム出国審査
スマホをいじったりしている間に、ベトナム出国審査のモクバイという場所に到着。手荷物を持ってバスを降りました。
simカード売りのおばちゃんがいたので残ってるベトナムドンで購入。お釣りはカンボジアのリエルで帰ってきました。metfoneという会社のsimでした。
荷物をX線検査に通して入場。出国審査はただ待つだけ。バス会社の人からパスポートを返してもらった人から順にゲートを通って向こう側へ。簡単過ぎる。こんなんでいいんかい。
↑ベトナム側ゲートを振り返ってます。
さっきのバスがゲートを越えたところで待っているので乗り込みます。
simカードをセットするも上手く行かず、データ通信ができません。説明書も何もないし困った困った……。
カンボジア入国審査
乗客が揃うと発車、カンボジア入国審査のバベットというとこまで移動します。またバスから降りて、パスポートを渡して建物に入りました。
ここは並ぶこともなく素通りでOK。いいのか?いいのか?こんなザル審査では変なやつが簡単に入国できてしまう気がするんですが…。
日本ほか先進国から来た旅行者は信用されてるってことなんですかね。それともベトナム側でチェックしてるからいいってことかな?
あっさりカンボジアに入国完了。国境付近にはカジノがあります。ほかには特に何もない街。砂の色のまち。道沿いに平屋の家が立ち並んでいます。
赤い広告看板が沢山。アンコールビールの広告らしいです。
赤い看板がたくさんあるのと文字以外はあんまりベトナム側と変わらないかな。
でもお寺はベトナム側とデザインが全く違って派手派手。タイのと似た感じ。
荒れた道
カンボジア入国後すぐに、よく分からない売店か食堂みたいなとこでトイレ休憩。
その後ガタガタ道を田舎の方へ進みます。ますます何も無くなります。道が酷いっす。
畑なのか野原なのか知らないけど平地が広がってます。道沿いには南国風のヤシみたいな植物が生えてるけど半分枯れかかっててボロくてきたない。
植物がイキイキしてないんですよね。だるーい感じの生え方してる。締まりのない風景。乾いていて砂埃が巻き上がるような、砂色の風景。緑はあるのに不毛な感じ。
池みたいなものがありました。
そのあとは単調な風景に眠くなり、うとうと。気がつくと2度めの休憩に。
道と平原だけで他にはなんにもない所に停車。売店と言っていいのか分からない建物がありました。食べ物は売ってます。
鶏はコケコケ言ってます。建物の裏に大きめの公衆便所がありました。ここは休憩施設なんでしょうか?何のための建物なのか謎です。
道沿いの建物がとにかくボロくて先が心配になりました。現地に行ったことのない日本人が想像する途上国のイメージそのもの。貧しい…。
プノンペンもこんな感じなのかと不安に。
プノンペン
まだまだ走ります。気づくと日本で見覚えのある形のガードレールが。
大河に掛かる橋を渡りました。ああ、これが日本が協力して作ったという「つばさ橋」だったかと気づきます。
ガードレールまで日本式を持ってきたのね。いやそもそもカンボジアに来てから、ガードレールってものを見てなかったかも。
プノンペンに近づくにつれ、だんだん道路沿いにも活気が出てきます。走っているバイクも増えます。
プノンペンは想像以上に発展していて綺麗な街でした。特に公園が綺麗でびっくり。ヨーロッパのような雰囲気。途中見た田舎との格差感じちゃうなぁ。
それと、初めて訪れた街なのになんだか懐かしい雰囲気があります。なぜか小さい頃、日本で見た風景を想起させました。
バイクが大人気らしく販売店があちこちにあり、店の前には大量に並べられています。
バスを降りた所にはトゥクトゥク(バイクで荷台を引く乗り物)の客引きが。適当に交渉し安かったドライバーの車に乗り宿へ移動。
夕日の色がなんだか違います。赤が濃い気が。