2018年、年始の東南アジア旅行37日目の記録です。
バンコクに滞在中。今回はフードコートの話と、観光地としても有名なお寺「ワット・アルン」に船で行った話を書きます。
前回:LCCでバンコクに戻り、タイスキの店Shabushiへ【18年冬旅35, 36日目】
フードコートで昼食
ゲートウェイ・エカマイ4階にあるフードコート「FOOD STREET」にやってきました。ここでは、下の階に入っているレストランより手頃な価格で食事ができます。
屋台より衛生的だし、メニューに英語表記があり頼みやすいのがいい。親切な店員さんが多く、外国人だと分かるといろいろ助けてくれるのもありがたい。
今回食べたのは、煮た豚肉が乗ったご飯。中華風の味で、甘みのある角煮みたいな感じ。
豚足を煮た「カオカームー」という料理がこれなのかも。値段は55バーツ。
飲み物はレモンハチミツドリンク。30バーツ。
合計85バーツ(約300円)でした。
※2018年当時のレートを参考に、1バーツ=約3.5円で計算
この値段で充実した昼食が食べられるのは素晴らしい。下の階のレストランだと最低でも150バーツ(約530円)はかかります。
このほか日本食もあり、80バーツ以下でカツカレーやカツ丼、唐揚げ定食が食べられます。
船でワット・アルンへ
昼食が済んだので、ワット・アルンに向かいます。3年前に訪問済みですが、もう一度行きます。
エカマイ駅からBTS(スカイトレイン)でサイアム駅へ。シーロム線に乗り換えてサパーンタクシン駅で下車。
地上に降りて少し歩いたところにある船着場(サトーン)から、チャオプラヤーエクスプレスボートに乗船。ワット・アルンの付近の船着場で降りるというルートです。
他には、フアランポーン駅やサイアム駅から、バスまたはタクシーで王宮付近まで行って、渡し船に乗るというルートがあります。
※2023年現在は、MRTブルーライン(地下鉄)が延伸しているのでイサラパープ駅から徒歩でアクセス可能。
サパーンタクシン駅から船着場まで高架橋下の道を歩きましたが、野良犬がいなくなってますね。3年前は犬だらけで恐怖しました。
ここに限らず、バンコクでは全体的に野良犬が減ってるよなぁ……。犬が怖い人間としてはありがたいことだけど、一体どこへ行ったのか気になります。収容施設があるという話は聞きましたが。
さて、船着場に行ったところ、中国語で客引きされました。外見では区別つかないもんなぁ。バンコクでは欧米人をよく見かけるけど、中国人観光客も多いんでしょうね。
音声ガイド付きのツーリストボートというのがありますが、少々高いようなので普通のエクスプレスボートに乗ります。
路線が複数ありますが、今回利用するのはオレンジ旗(Orange Flag)のボート。
運賃は、どこまで乗っても15バーツ(※2018年当時の運賃。2023年現在は値上がりしている模様)。
それにしても、船がなかなか来ない。船着場には屋根があるけど壁はなく、当然クーラーもありません。ファン(扇風機)が回っているだけ。
暑い……。暑季が近づいているせいか最近特に暑いです。気温は軽く30度を越えている。外にいるだけでガリガリと体力が削られていきますよ。熱中症に注意。
やっと船が来たけど待っている人が多く、全員が乗り切れるのか不安……。
しかし、意外にも船の収容能力は大きく、この大勢の人々を全員乗せることができました。正直驚いた。
それどころか、途中の船着場から追加で乗ってきても大丈夫でした。一体何人乗れるんだろう……。
船からバンコクの街並みを眺めるのは不思議な感覚で楽しい。また、水上では旅客船以外にも色々変わった船が行き交っていて見飽きることがないです。
チャオプラヤー川のボートは単なる移動手段にとどまらず、乗ること自体が観光になると思います。
地下鉄の駅が王宮やワット・アルン付近にできた2023年現在でも乗る価値はありそう。
ワット・アルンの船着場に到着。船内の人混みを必死で抜けて陸地に上がると、目の前にワット・アルンの塔がそびえ立っていました。
ワット・アルン観光
ワット・アルンは「暁の寺」という意味で、三島由紀夫の小説の題名になっていることでも有名。
船を降りて塔の方へ歩いていったのですが、3年前とあまりにも雰囲気が違っていたので困惑しました。ワット・アルンってこんな感じだったっけ?
降りる船着場を間違えたのかもしれんと訝しみます。
前見た塔はこんなに白く輝いてなかったぞ。確か薄茶色だったと思うのだが……。しかし、案内板を見るとワット・アルンと書いてあるので、ここで間違いはないようです。
狐につままれたような気分になります。
しばらく悩んでいたのですが、前来たときに修復工事をしていたのを思い出しました。
元の色は白だったけど、経年変化で茶色っぽくなっていたということなのか……。この白いのが本来の姿ということみたいです。
比較のため、修復前の写真を貼っておきます↓
修復後の白くなった姿↓
かなり印象が変わっています。
余談ですが、京都の平等院鳳凰堂でも同じようなことがありました。かつては古い木の色で地味だったのが、修復工事の後、赤色の華やかな姿に変わりました。
数年ぶりに訪れたら印象がガラッと変わっていて驚愕した記憶があります。作られた当時(平安時代)はその色だったらしいので、本来の姿に戻ったということになるのですが。
ちなみにワット・アルンは10バーツ硬貨に、平等院鳳凰堂は10円硬貨に描かれています。
ワット・アルンの入場料は50バーツでした(※2018年時点の価格。2023年現在は100バーツに値上がりしているらしい)。
前は行列になって上に登ったけど、今回は空いています。
順番待ちがなく、各々が好きな所から見てる感じ。
彫刻も見比べてみましょう。まずは前回の写真から。
同じ彫刻ではありませんが、修復工事後の姿。
かなり白くなっているのが分かります。
金色の仏像も輝きを増しているようです。
中国風の像もありましたが詳細は不明。
『攻殻機動隊』のバトーさんを彷彿とさせる顔の像も。
一通り見学して満足したので、ワット・ポーや王宮がある川の対岸へ渡し船で移動します。運賃は4バーツでした(※これも2023年現在は上がっているかも)
エカマイに戻る
王宮付近に来ましたが、暑いので観光はここまでにします。宿のあるエカマイに帰ることに。赤バスに乗りましたが、夕方の渋滞に巻き込まれ全然進みません。
赤バスはエアコンなしだから、止まっていると凄まじく暑い!
結局1時間くらいかかってサイアムへ到着。お店を回ってみるけど、やっぱり自分の趣味とは違うおしゃれ系ショップばっかりです。
それにしても暑くて辛い……。
サイアムからエカマイはBTSに乗りました。バスに比べて運賃が高いけど、エアコンが付いているし、渋滞の影響を受けないのは強いですね。
夕食とコンビニのお菓子
夕食はお昼と同じフードコートでカツカレーを頼みました。
わかめスープ付きで75バーツ(約260円)。安いですね。
カツに青のりが掛かってるのが面白い。味はバッチリ日本のカレーですよ。タイの食べ物は激辛のイメージですが、これは優しい味です。
ちなみに、下の階のレストランのカツカレーは、スープなしで190バーツ(約670円)しました。
フードコートのお得感がよく分かる。前述の通り、このフードコートは英語で注文できるので気軽に利用できます。
食後、コンビニでお菓子を買って宿に戻りました。
ケーキもあるよ。
今回はここまで。次回は、チャトゥチャック植木市(植物市)に行く話です。