2018年、年始の東南アジア旅行32、33日目の記録です。
前日にフェリーでペナン島に上陸し一泊。これからジョージタウンと極楽寺を観光します。
前回:パダンベサールからペナン島へ、電車と船で移動【18年冬旅31日目】
中華料理を食す
宿は窓無し部屋で暗いので昼前までゆっくり寝ていました。
バルコニーに出て光を浴び目を覚まします。コムタのタワーがよく見える。
街に出て、食べ物を探します。
屋台と建物内の飲食コーナーが一体化したような店に入りました。こういうのをホーカーセンターって言うのかな?
必ずドリンクを注文するようにと壁に書いてあります。持ち込みは厳禁ですって。ドリンクが場所代みたいに扱われている模様。
3.5リンギット(約105円)のアップルジュース注文。その場でりんごを絞って作ってくれるから値段以上の価値があると思いました。
さらに壁の外側に並んでいる屋台でフライドライス(チャーハン)を注文。5リンギット(約150円)。シーフード入っていておいしい!
中華料理の味付けは食べ慣れているので、安心して食べられます。
ジョージタウン散策
食事が済んだので、ジョージタウンを散策します。
まずはカピタン・クリン・モスクへ。インドからのイスラム教徒移民によって1801年に建てられた、ペナンで一番古いモスクだそうです。
外のスピーカーからお祈りの声のようなものが流れています。聞いているとなんだか落ち着く。
建物内は観光客お断りとなっていました。礼拝中だからかな。
それにしてもイスラム教については知らないことが多い。戒律が厳しいとか、ハラール食とかは聞いたことがあるけど、詳しい事情はあまり知らないので勉強しないとな……。
モスクのすぐ近くにはヒンドゥー教のスリ・マハ・マリアマン寺院があり、
少し歩くと仏教の観音寺があります。
そこから100mくらい歩くとキリスト教のセントジョージ教会が。
色々な宗教・文化が共存しているのが目で見て分かります。興味深い。
南インド料理
この後、インド料理店に入りセットを注文。お昼はさっき食べたけどね。
丸い金属のお盆の縁に沿って小皿が10個くらい乗っていて、それぞれに別の食べ物が入っていました。真ん中に米があります(写真がなくてすみません)
カレーだけではなく、これまで食べたことのない不思議な味の料理が並んでいました。日本のインド料理店ではまず口にしない味。辛いやつはめちゃくちゃ辛いし。
インドは広く、地域によって食文化が違うらしい。ナンは北インドの料理だそうです。日本のインド料理店で提供される、とろみのあるこってりしたカレーも北インドのもの。
インド系マレーシア人は南インドからの移住者が大半なので、今回食べたのは南インド料理だったということみたいです。
カレーは辛みがあるものの、あっさりした味付けで、サラサラのスープ風でした。
お腹がいっぱいになったのと酷い暑さのせいで観光は断念。ホテルに引き返して休憩します。エアコンありがてぇ~。
夕方の散策
夕方、ジョージタウン散策を再開。
街並みを見るだけで楽しい。
ジョージタウンを歩いていると、いたるところで壁画アートが見られます。でかい猫が窓からこっちをみてるゾ……。
お昼すぎに来た場所にもどってきました。スリ・マハ・マリアマン寺院が夕日に照らされ輝いています。
夕食
夕食はお昼と同じところでとりました。酢鶏12リンギット(約360円)がメチャウマ。
他のメニューに比べると高いけど、こんな美味しいのは食べたことないってくらい極上の味。豚ではなく鶏を使っているのは、イスラム教徒にも食べられるようにするためなのかな?
このほかフライドライスとフライドミー(焼きそば的なもの)も注文。ちょっと食べ過ぎかも。
宿に戻る道には絵じゃない本物の猫がいました。
セブンイレブンでお菓子を購入。
極楽寺(Kek Lok Si Temple)へ
さて翌日。
今日は極楽寺(Kek Lok Si Temple)へ行きます。
ジョージタウンからは結構離れているので路線バス(Rapid Penang)を利用。チュリアストリートから203番バスに乗車します。
ペナンのバスではお釣りが出ないと聞いていたので、コンビニで飲み物を買って崩しておきました。
なお、ここのバスは先払い方式。乗車時、運転手に行き先を伝え運賃を支払います。
運転手は人の良さそうな兄ちゃん。「ケックロックスィー(Kek Lok Si)」と言ったらうんうん頷いてくれました。日本語で「ごくらくじ」と言っても通じないので注意。
ハウマッチで2リンギット。このときのレートで約60円。安いな。Googleマップのルート案内では一時間以上の道のりなのだが。
海外は公共交通機関が安くていいですね。他のものの値段と比較しても安い。例えば、食べ物が日本の半額の場合でも、乗り物は10分の1とかです。
日本の公共交通が高すぎってことなのか? クルマ社会が進みすぎて、公共交通利用者が少なくなったのが原因でしょうか。日本の乗り物で安いと感じたのは東急東横線くらい。
さて、ペナンのバスですが、バンコクのボロボロ赤バスとは違い新しくてきれいな車両が使われています。
このバスは乗車時点ではガラガラでしたが、コムタのバスターミナルから沢山乗ってきました。
ちなみに宿がターミナルに近い場合は、街中のバス停から乗るよりターミナルまで行ってしまったほうが分かりやすいと思います。
また、極楽寺へは201、204、502のバスでも行けるようです。むしろ今回使った203は少々遠回りで時間がかかるルートらしい。
バスの窓から道を走る車を眺めていましたが、日本車がけっこう多いですね。家電は韓国、中国に負けちゃったけど、自動車産業はまだ競争力を保っているみたい。
マレーシアではアルファベットと漢字が使用されているので、看板に何が書いてあるか分かるのがいいですね。まあ、アルファベット表記でもマレー語の単語だったら分からないんですが。
一時間以上かかって極楽寺付近に到着。タイのバスに乗った時と同じく、スマホのGPSで現在地を確認して、極楽寺の近くに来たら降りました。
なお、ネット情報などによれば、アイル・イタム(Air Itam)というところで降りればいいらしい。
奥の山にどーんと立っている建造物群が極楽寺のようですね。思っていたより規模が大きい。
案内の看板に従って歩きます。
下の写真の看板に書いてあるように駐車場の方にも入り口があるけど、今回は左側の狭い通路から入ります。
狭い参道両脇にはお土産屋がビッシリ。
ひたすら階段を登っていきます。なんとも言えない裏口感。独特の雰囲気が漂っています。
明るいところに出ました。
広大な寺院の敷地を歩いて回ります。
極楽寺は丘の上にあるので街を見渡せます。ペナンには結構たくさん高層ビルが立ってるんですね。
お金を払って斜行エレベーターに乗り、丘のさらに上に立っている観音像のところまで登りました。
こちらの観音像は2002年に建立。青銅製。巨大な屋根が付いています。バスを降りたところからも見えてました。
正式には「鶴山観音聖像」というようです。
金剛力士像もありました。
だいぶ高いところまで登ってきたので眺めが良好。
遠くに見えている高い建物は、おそらくコムタのタワー。(下の写真の右上のほう)
上の方は見たので、まだ見ていないところを通りつつ丘を下っていきます。
なお、お金を払えばパゴダに入れたらしい。下調べをせず行ったのでスルーしてしまいました。どうも、これがメインの見どころだったみたいですね。
バスでジョージタウンに戻る
極楽寺観光を終え、街へ下りたのものの、ペナンに行くバスが見つからなくて困った話をします。
スマホの地図のルート案内を見て、来た時とは別のバス停に移動しました。少し坂を下ったところにある商店街の中のバス停です。
しばらく待ち、やってきたバスに乗ろうとしたところ、運転手にジョージタウンには行かないと言われました。
次に来たバスも同じでした。
仕方ないので来るときに降りたバス停まで戻ります。203のバスが来たので乗ったら、ジョージタウン行きは201と言われました。
すぐ後ろに201が止まっていたので乗車。やっと帰れるぜ! Googleマップのルート案内も完璧ではないようです。過信は禁物。
海外の公共交通機関は格安だけど、ルートを熟知していないと今回みたいなことになるのが怖いですね。スマホのルート案内頼みではちょっと心配。
海の方へ
無事、コムタの近くまで帰ってくることができました。
ジョージタウンを海の方へ歩きます。コーンウォリス要塞を見たり、
海を眺めたり。
それにしても凄まじい暑さでした。日差しも強く、今日だけでかなり日焼けした。
コインランドリー
日が暮れたのにまだかなり暑いです。直射日光がないぶんまだマシですが。
洗濯物が溜まっているのでコインランドリーへ行きます。カピタン・クリン・モスク近くの店です。
コインランドリーではまず専用のコイン(トークン)を買います。1枚1リンギット。
洗濯5枚、乾燥5枚なので計10枚必要です。つまり料金は10リンギット(約300円)。
見た感じいっぱい入りそう。3日分の洗濯物を突っ込んだけど余裕がありました。
なお、一体型の洗濯乾燥機ではないので、洗濯が終わったら乾燥の方へ移す必要があります。
所要時間は洗濯・乾燥各30分。計1時間掛かるので、待ち時間をどう過ごすか考えないといけませんね。地元の人はスマホを見たりノートPCを広げたりしていました。
筆者は近くを散策して時間を潰しました。ジョージタウンは夜景も綺麗。
明日はジョージタウンを後にして飛行機でシンガポールへ飛びます。