2018年1月上旬からの東南アジア旅行1日目の記録です。
この日から40日ほど東南アジア数か国を旅行しました。
関空発ダナン行き
関空からLCCジェットスターパシフィックでベトナムのダナンへ飛びます。
セールで格安航空券を入手。預け荷物などオプションを付けても1万円もしませんでした。
朝早い便なので大阪堺市で一泊。始発の電車で関西国際空港へ。チェックインカウンターへ並んだのですが……。
搭乗拒否
なんと、ベトナム出国の航空券を持っていないという理由で、飛行機に乗せてもらえませんでした(正確に言うとチェックインができない)。
ベトナム各地を観光した後、陸路(バス)でカンボジアへ抜ける予定だったので、ベトナム発の航空券を持っていなかったんです。そのせいで面倒なことに。
帰りの券が要るというのは、ビザなし入国の条件だと思ってたんですよ。
ネット情報によると、ビザを取得していれば帰りの券がなくても乗れるみたいなんです。実際に乗れたという報告が何件もありました。
そういうわけであらかじめビザを取得、安心してチェックインカウンター行ったのですが、カウンターのお姉さんに帰りの券を見せるように言われます。
とりあえずタイから日本への航空券を見せたのだけど変な顔をされ、ベトナムからどうやって帰るのかと尋ねられました。
陸路でカンボジアに抜けると言ったら、証明になるもの(バスチケット等)を出してもらわないと乗せられない、ないなら今から取るように言われ困ってしまいましたよ。
話が違いませんか……。
ビザを見せても「それはツーリストだからダメです」と言われる始末。なんでツーリストじゃダメなんでしょう。
ビジネスとかで長期滞在する人ならOKというのは感覚的に分かるけど、観光(ツーリスト)ビザで入れた人もいるみたいだし、おかしいですね。
出国用チケットを購入
仕方ないのでネットで航空券を探しました。ベトナムからカンボジアへのバスは日本から予約するのが難しそうだったからです。
できないことはないのだろうけど搭乗まで時間がありません。探していたら飛行機が飛んでしまう。飛行機のeチケットならすぐ買えるのでこれしかないです。
エクスペディア経由で、ホーチミンからプノンペンまでベトジェットエア、一万円くらいのを購入。これで搭乗できます。
(ちなみにこの路線カタール航空も飛んでます。かなり意外でした。ドーハ経由ではなく直行です。中東の航空会社の東南アジア路線。乗継用の便なのでしょうか)
ベトナムからカンボジア、バスで行きたかったのにな……悔しい! 陸路はゆっくり景色を眺めながら移動できるのが魅力です。
それに飛行機に乗るのが嫌いなんですよね。まず乗るまでがめんどくさい。
- 空港への移動(公共交通がない場合も)
- チェックイン&手荷物預け
- 危険物の検査など
乗ってからも狭かったり、気圧で耳が変になったり、揺れたりと不快なので極力乗りたくありません。
ノートPCは便利
余談になりますが、ノートパソコンを持っていて本当に良かった。スマホからも航空券は取れるけど、色々とやりにくいんですもん。
ノートPCでも11インチならかさばらず、持ち運びに便利です。文章を書くのも楽々。お膝に乗せて空港のイスで書けます。重宝重宝。
そこそこのスペックのノートPCが5万以下で買えるのはありがたい。いい時代になったものです。
以前の海外旅行ではタブレット使っていたのですが、デカいスマホでしかなく、あまり便利に思いませんでした。
キーボードが付いているのと、PC用OSが動くのがありがたいです。それだけでも雲泥の差。
(2023年11月9日追記):現在はスマホの予約アプリも使いやすくなっているので、ノートPCがなくても大丈夫そう。ただ、文章入力に関してはキーボードのあるPCに優位性がありますね。
出国航空券の条件が謎
ベトナム渡航に話を戻します。
大事なことなのだから「帰り券がないとダメですよ」と、どこかに書いておいてほしかったです。
搭乗直前にそんなこと言われても困ってしまう。ネットで航空券を予約する時に警告を出してくれてもいいのではないでしょうか。
ちなみに、ビザなしの条件のところには出国航空券が必要だと書いてありますけどね。
うーん、ネットを検索すると「ビザを持っていたら帰り券がなくても大丈夫だった」という情報いっぱいあるし、基本的に大丈夫な気がするんですけどねぇ……。
航空会社に確認した人もいるみたいですし……。会社や担当の職員によって采配が変わるということでしょうか?
それともe-visaだからダメなのか? ツーリストではダメというのは、e-visaがダメという意味だったのか? そんなことはないよなぁ。
(2023年11月9日追記):3ヵ月以上のビザ(観光・業務)じゃないとダメだという情報もありました。今回のe-visaは30日用でした。なお2023年8月15日から、e-visaの滞在期間が90日まで延長されたようです。
なお、e-visaではないツーリスト(観光、DL)ビザは当時から3ヵ月のものが存在していました。ツーリストはダメというセリフは謎のまま……。
ベトナム入国審査
乗る前に色々ありましたがダナン国際空港に無事到着しました。入国審査に進みます。ベトナム出発便のeチケットが見せられるよう、スマホを準備。
しかしですよ、入国ゲートでは出国航空券のことは一切聞かれませんでした。
それどころか入国管理官(東◯昌大のそっくりさん)は一言も発せず、眠そうな目でe-visaを一瞥、パスポートにポンと判子を押して終了でした。
審査と言うかただの判子押しでした。帰りの券要らないんじゃんやっぱ……。
ただし担当者や空港によっては色々聞かれるかもしれないので、必ずしも大丈夫とは言い切れません。
ベトナムに渡航される際の出国航空券については自己判断、自己責任でお願いします。念のため書いておきますが、少なくともビザなしの場合は出国航空券が必要みたいです。
(2023年11月9日追記):航空会社が出国航空券の確認を厳格に行う理由が分かりました。自社の航空便に乗せた客が入国拒否され国外退去となった場合、搭乗を許可した航空会社が責任を負うことになるからだそうです。
シカゴ条約に基づき、国際民間校区期間(ICAO)は国外退去の際の費用負担を航空会社に求めていますし、日本国の出入国管理法にも同じような規定があるそうです。
つまり、航空会社が一方的に損をすることになるので、リスク回避のため出国航空券がないと乗せないということみたいですね。
ただし、航空会社によって若干方針が違うのかもしれません。出国航空券を厳密に確認しない航空会社が存在する可能性も。出国航空券がなくても乗れたという報告があるのはそういうことかもしれません。
キャンセル可能航空券について
無事入国できたのはよかったのですが、キャンセル可能な航空券にしておけば良かったと後悔。チェックイン終了まで時間がなく、急いでいたのでそこまで気が回りませんでした。
すぐに取れるやつにしたらキャンセル不可だったよ……。
なお、「ダミーチケット」でググるとキャンセル可能航空券の取り方が色々出てくることが分かりました。もっと早く知っていれば……。
行き先はどこでも良いので、とりあえずキャンセル可能なベトナム発の国際線を買えばよかったのです。
まあ、入国できたのでよしとしましょう。
ダナン国際空港
入国審査ゲートを通るとすぐ手荷物受取ターンテーブル。
小さな免税店とSIMカード販売カウンター。
9ドルで10日以上使えるデータ専用SIMを購入(正確な日数、容量は忘れてしまった)。その他、一週間まで使えるデータ専用SIMは8ドルだったと思います。
カウンターの人にSIMフリーの端末を渡すと差し込んで設定してくれて、すぐ使えるようになります。
ターミナルから出る前に手荷物をX線の機械に通すけど、あんまりちゃんとチェックしてないですねこれは。
とりあえず形だけ通すという感じ。係のおっさんが早く通せと急かします。
ダナンはどんより曇ってます。予報では雨だったけどまだ降っていない。
出たところにある両替所で5000円だけベトナムドンに両替。両替所は3つくらあるのですが1つだけ混んでいて残りはガラガラ。なんか怖いので混んでる所に並びました。
1JPY=198VND
喉がメチャクチャ乾いていたのでカフェで瓶のオレンジジュース(ネクター)を買って飲みます。うましうまし。
タクシーで街へ
タクシーに乗ろうと思うも、国際線ターミナルを出たところには一台もいません。乗り場はどこだろう?
駐車場には地球儀オブジェ。日本語も書いてあるぜ。
とりあえず国内線の方へ歩きます。少々距離があったものの乗り場発見。いろんな会社のタクシーがいました。
vinasun taxi(ビナサンタクシー)というのが信頼できるらしいので探しますが、他の会社の客引きがしつこい。
ビナサンの職員のところへ行って行き先の宿を伝えます。順番待ちで来たタクシーに乗車。
道にはまぁとんでもない数のバイクが走っていること……。クラクション鳴らしまくりです。
信号が少なく、ラウンドアバウトになってる交差点が多いです。真ん中に島があってクルッと回って行きたい方向に進むやつ。
欧米には沢山あるらしいけど、日本では最近まで導入されていなかったから馴染みがないですね。
あと、ホンダや三菱電機の大きな看板が目につきました。日本企業が結構進出しているんですね。
(下の写真は小さめの看板がたくさん並んでいる様子)
宿に荷物をおいて周辺を散策。バイク多いっすね~。歩道にもいっぱい止まってる。
数日の滞在で見かけたバイクはほとんどがホンダ製でした。
お寺がありました。中国風という感じ。
ハン市場
ハン市場へ。カオス。わけのわからんものがいろいろ売られています。名前が分からないものが結構ある。食べ物なのか薬なのか……。
ちょっと怖くて買おうとは思えないですね。おみやげにするならTシャツとかが無難かも。
市場を後にして、大聖堂を柵越しに見たり街をうろうろ。なんか食べたい。
ハン市場の近くのレストランに入ってピザとトマトスープとサイダーを注文。
レモン汁とシロップを入れて飲みます。結構美味しいです。しかしベトナムに来ておいて最初の食事がイタリアンとは……。
なお、観光客向けの店らしく物価の安さを感じませんね。日本価格の2割引きくらいな感覚。
宿に帰ります。ドミトリーは初めて。安いから選んだけど何か落ち着かないなぁ。
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