2018年年始からの東南アジア旅行も18日目になりました。
前日シェムリアップに到着、本日から観光を始めます。
アンコール遺跡群を小回りコースで観光します。ホテルに頼んでトゥクトゥク貸し切りが15ドルでした。
朝食を食べて出発です。
チケットセンター
シェムリアップ市街地を出て長い直線道路を走るトゥクトゥク。まずはじめに立ち寄ったのがアンコールチケットセンター。ここで遺跡の入場券を買うようです。
1日券:37ドル
3日券:62ドル
7日券:72ドルでした。(※2018年1月時点)
シェムリアップにはしばらく滞在する予定なので割安な7日券を購入。カウンターに並んで順番が来たらウェブカメラみたいなやつで顔を撮影、顔写真入りの入場券が発見されます。転売対策でしょうね。
そういえば日本のスキー場によくいました、使い終わったリフト一日券を転売している人が。
20ドル札が古くて受取拒否されたので新しい10ドル札で払います。うーん…旧ドル札はどこで使えば良いんだろう。
中国人が多く中国語の案内が完備されてます。街中を見てもそうですが、カンボジアには中国資本がかなり入ってますね。単に観光客が多いから中国語案内ってわけでもない気がする。
7日券は連続7日かと思いきや、購入後1ヶ月以内の任意の7日に使える券でした。裏に日付があって、使った日の所に穴を開けてもらう仕組み。なかなかいいね!
砂埃に注意
トゥクトゥク乗る時は、砂埃や前を走るボロ車の煤煙が酷いのでマスクが必須です。目の周りを覆えるサングラスやオーバーグラスみたいなものもあると良さそう。
あと、今回のトゥクトゥクはホテルから予約したからなのか、水のペットボトルを無料でもらえました。飲み終わると次々新しいのをくれるので、ありがたかった。
汗ふきタオル持っていかなかったのは不覚でした。帽子は屋台で買いました。3ドル。
アンコール・ワット
アンコールワットの駐車場に到着。トゥクトゥクのドライバーさんに戻る時間を伝え、観光に出発。池の上に樹脂の浮きみたいなもので橋が作られています。
これを渡ると遺跡に入れます。
アンコールワットは大きかった!思っていたより何倍も広い。
そしてやっぱり実物は違う! いくら写真や動画の解像度が上がっても本物の迫力、風格には勝てないなと思い知らされました。
壁面の彫刻が精密で美しい。技術の高さがうかがえます。
残念なことに、ここでもポル・ポト派が悪事を働いたようです。仏像が破壊されています。
宗教の過激派とやってることがそっくり。やはりクメール・ルージュはカルト教団に限りなく近いなと。沢山の人を殺害し文化も壊し一体何をしたかったのか。異常な集団です。
第三回廊という高い所にある回廊へ登るのに45分待ち。一度に登れる人数が制限されているようです。せっかくなので並びました。
メチャクチャ急な階段を登ります。結構高くて怖いです。
上はこんな感じ。
見晴らしが良いです。
プノンペンからシェムリアップの間は乾燥して高い木もないような平原でしたが、遺跡周辺はジャングルになっているのがちょっと不思議。まあ、水があるから都が作られたんでしょうけど。
2時間で切り上げて次に行く約束なので観光を終え、トゥクトゥクの所へ戻ります。第三回廊の待ちでかなり時間を使ってしまった。
途中、売店でヤシの実ジュースを購入。メニューには2ドルと書いてありましたが、1ドルで飲めました。値切ってないのに不思議。
椰子の実に包丁で切れ目を入れストローで汁を吸うので自然の味そのもの。美味しいです。ただの水より水分補給に良さそう。
しかし量が多い…吸っても吸ってもなくならずちょっと驚き。何リットル入ってるんだろ!? これで1ドルならコスパ良いですね。以前タイで飲んだ時はもっと高かった気がするなぁ。
橋を渡ってトゥクトゥクへ戻ります。次の目的地タ・プロームへ出発。
タ・プローム
アンコールワットを後にして、トゥクトゥクでタ・プロームに到着。
建物が美しいですが周りの森も素晴らしい。鳥が鳴いてます。日本では聞かない鳴き声。
ここは自然と一体化した遺跡ですね。木の太い根っこが建物に絡みついています。
細いほうの木でも背が高いです。
タ・ケウ
タ・ケウは他と雰囲気の違う遺跡でした。
未完成のまま放置されたらしく装飾がありません。石のカクカク感がよく出た建物です。
階段が急&一段一段が大きくて登るのが大変でした。
石に手をつかないと登れませんな。でも石が太陽で熱せられてアツアツ! なかなかハードな階段。
上から見下ろすと怖いぜ。なんという急階段。バリアフリーの対極にある。もしや人が登るためのものではないのか?
そしてとにかく暑い。1月なのに暑い。観光するのが辛いレベル。
日本は寒波が来てめちゃ寒いようですが、こっちは真夏以外の何物でもない。最高気温が30度もあるけど、カンボジアではまだ涼しい時期というから恐ろしい。
恐る恐る階段を降りて次の遺跡へ向かいます。
小回りルートでアンコールワット→タ・プローム→タ・ケウと回ってきました。
トゥクトゥクで次の遺跡、チャウ・サイ・テヴォーダに向かいます。
チャウ・サイ・テヴォーダ
ここまでに見てきた遺跡に比べれば小規模。アンコール・トム東側の道沿いにあります。
地面から一段高くなっているのが妙に安心感を生んでます。なんというか居心地の良い遺跡でした。
池があっても違和感がないような雰囲気。橋のようにも見えるけど、流石に水に浸かることはないかな?
アンコール・トムへ
これから行くアンコール・トムは城壁に囲まれた都市の遺跡。中には複数の寺院の遺跡があります。
でも簡単には入れない。東側の入り口(勝利の門)のところで渋滞。
門の道幅が結構狭くてバスが通るのは大変そう。自動車なんて無い時代に作られたから仕方ないね。
門を抜けると雰囲気の良い小道に。
さっそく遺跡がありましたが、スルー。
だだっ広い原っぱがあります。アンコール・トムはアンコール・ワットの数倍広い。
トゥクトゥクが大集結。ここでドライバーさんに待ってもらって徒歩で観光します。
バプーオン
長い橋(回廊)の向こうに、ドーンと立派な建物が。
渡ってから振り返るとこんな感じ。
第三回廊、タ・ケウに続きまた急階段。恐ろしいくらいに急。木の階段は石階段よりマシだけどやっぱり急。暑さと疲労もありだんだんつらくなってくる…。
やっぱり彫刻が素晴らしい。
赤茶色の石が独特。いいアクセントになってる。そう言えば喫茶店でこんな感じの角砂糖を見たことがあるな。
結構高くて下を見ると怖い。よくこんな高い建物作ったな。昔の人もすごい。
きれいに整えられた石柱がありました。これも彫刻が細かい。
別の急階段で下に降ります。
裏側は石垣みたいになってました。日本のお城とは積み方が違う。これで崩れないのかな?地震がないからセーフか?
石垣は涅槃仏の姿になっているらしい。言われてみれば見えるような気も。
王宮跡、池を見てから有名なバイヨンへ向かいます。
バイヨン
バイヨンは有名なだけあって混雑していました。さっき回った遺跡とは人の数が違う。
石の顔は菩薩様らしい。
暑さ疲れと混雑のせいでゆっくり見る余裕がなかった……。7日券があるのでまた来よう。
トゥクトゥクで街に帰ります。
YouTubeはこっちでも人気があるみたい。
途中レストランに寄ってもらって食事。クメール料理店と言いつつメニューには中華料理やアジアの他国の料理が多いような気がした。
フライドヌードル食べました。平べったい麺に野菜いっぱい。あんかけ焼きそばみたいな。
美味しかったけど、やっぱり衛生面がしっかりしてそうな店は高いなぁ…。日本のレストランとほぼ変わらない値段。観光客向けだと物価が違いますね。
結構キツかった
カンボジアの強い日差しの中、一日中遺跡観光するのはなかなかハード。大回り、小回りルートというのも滞在期間が短い人のためのコースなのかなと思いました。
長期間旅行できるバックパッカーみたいな人は涼しい時間帯だけ観光して、後は宿で寝てたほうが良さそう。ほんとに暑いし砂まみれになるし、遺跡をゆっくり見るどころじゃなかったです。
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