パダンベサールからペナン島へ、電車と船で移動【18年冬旅31日目】

2018年、年始の東南アジア旅行31日目の記録です。バンコク発の寝台列車でマレーシアのパダンベサール駅に到着。これから電車とフェリーを使ってペナン島に向かいます。

前回:タイ国鉄の寝台列車でマレーシアへ(バンコク発パダンベサール行き)【18年冬旅30, 31日目】

バターワース駅へ

無事マレーシアに入国。

次は、ペナン島最寄り駅のバターワースまで、KTMコミューター(マレー鉄道の通勤電車)で移動します。

パダンベサール駅の二階へ上がり切符を購入。バターワースまで11.40リンギット(約340円)でした(2018年時点)

駅のトイレは有料で30セン(約9円)。紙なし。

バターワース行きはあと一時間以上来ないみたいです。遅延の影響で接続失敗ってことなのか、そもそも本数が少ないのかは不明。

あと、タイとマレーシアでは1時間の時差があるのでちょっと混乱しました。

タイ国鉄の切符に書かれていた到着時刻08:53というのは、どちらの国の時刻だったのかな? 飛行機の場合は空港のある地域の時刻らしいですが。

パダンベサール駅のホームは綺麗で近代的。作られてからあまり年月が経っていない感じ。

パダンベサール駅の新しそうなホーム

この先、マレーシア側の鉄道路線は電化されています。ホームも電化に際してリニューアルされたのかも。

長い貨物列車が止まっていますね。奥には貨物ヤードがあるみたい。

パダンベサール駅に止まる長い貨物列車

別の線路には乗ってきたタイ国鉄の車両が留置されていました。

パダンベサール駅で留置されているタイ国鉄の客車

バンコク発車時は長かったけど、ここへ来たのは3両(+機関車)だけなんですね。大部分はスンガイコーロク行きだったようです。

やっぱりバンコクからマレーシアへの長距離移動だと飛行機を使う人が多く、鉄道の需要は少ないのかも。首都クアラルンプールはここからまだまだ遠いですし。

あと、以前はバンコク発の列車がバターワースまで直通していたようですが、電化に伴ってパダンべサール止まりになったらしい。遅い客車列車にダイヤを乱されるのが嫌だったのかな?

列車が来ないので退屈です。駅の外の斜面を眺めてみたり、

パダンベサール駅ホームから外を見た風景

タイで買った飲み物を観察してみたり。

タイのペットボトル飲料ぴょりく

「ぴょりく」ってどういう意味なんでしょうか……。

タイのペットボトル飲料ぴょりく

電車が来たけど乗るやつではなかった。

やっときましたバターワース行き。

KTMコミューターの電車

女性専用車が付いてました。日本だけじゃないのね。

KTMコミューターの女性専用車

車内も近代的。セミクロスシート。

KTMコミューターの電車の内部

座席の向きを転換できないけど、席を選べば進行方向を向いて座れるのが嬉しい。ロングシートでは車窓を楽しむのが難しいので。

発車しました。複線電化の超快適な線路をスイスイ走る! 架線柱が新しい。電化されてから長い時間は経っていないようです。

途中駅も綺麗なものです。できたて感がある。それにしても近代化されてるなぁ。タイの路線のレトロな感じも、それはそれで良かったけれども。

沿線風景はタイよりさらに南国っぽい。ヤシの木が生えていたりします。遥か彼方まで平原が広がり木がぽつぽつ。線路沿いに生えているススキらしきものが気になる。

エアコンの効き方も適度でいいですね。ただ、一つだけ気になるのは網棚がないこと。荷物は置けないです。

通勤電車なので大荷物を持った旅行者は想定してないのかな。

途中で「アナブキ、アナブキステイション」とのアナウンス。JR徳島線に穴吹駅というのがありますが、こっちは「ANAK BUKIT」駅でした。

タイで買っておいたAISの海外用simカード「sim2fly」は無事接続できています。

AISの海外用simカードsim2fly

都市部に入りました。出発から約二時間でバターワースに到着です。

マレーシアKTMコミューターからの車窓、ホームとビルが見える

乗り心地は良かったけど、途中からエアコンが弱すぎて暑かった……。

フェリーでペナン島へ

事前の情報によると、駅から歩いてフェリー乗り場に行けるはずでしたが、通路が封鎖されていました。

その代わり、駅を出たところのバスターミナルから無料のシャトルバスが出ているらしい。

バターワース駅からフェリーへ行くシャトルバスのりば

乗ったらすぐ着きました。バスを降りたら長い通路を進みます。

バターワースからペナン島へ渡るフェリーに乗る人の行列

途中にチケットカウンターがあります。フェリーの運賃は1.20リンギット(約36円)

バターワースからペナン島に渡るフェリーのチケットカウンター付近

チケットはQRコードつきのレシートみたいなやつ。改札の読み取り機にかざして通ります。

浜辺にはボートがいっぱい。

バターワースからペナン島へ渡るフェリーのりばから浜に浮かぶボートを見たところ

ぞろぞろと乗船。

バターワースからペナン島へ渡るフェリーに乗り込むところ

船には独立した客室がなく、車と一緒のスペースに乗ります。外気にさらされているから暑い暑い。

島の美しい風景が眺められるけど、それどころではなかった。マレーシアは暑いです。 気温もタイより高い気がするけど、なにより湿度がすごい。ムシムシしてます。

出港、

バターワースからペナン島へ渡るフェリーから海を見た様子。他の船も航行中

ペナン島が近づいてきます。

バターワースからペナン島へ渡るフェリーから海を見ると奥にペナン島の街並みがある

バターワースからペナン島へ渡るフェリーから海を見た様子。ペナン島の船着き場が近づいてくる

ペナン島に上陸しました。

ペナン島船着き場付近の風景

ジョージタウンの宿へ

暑いのでタクシーを使いたかったけどリンギットが足りません。ペナンのフェリーターミナルには両替屋が見当たらなかった。

タクシーのおじさんに尋ねたら街に行けと言われました。仕方ないので歩いてジョージタウンの宿へ向かいます。

ペナン島ジョージタウンの街並み

リトルインディア付近で両替屋を発見したので40米ドルくらい両替。

ジョージタウンの両替店付近の風景

マレーシアはペナン島に3泊だけの予定。1万円札を両替するとリンギットが少々余りそう。カンボジアで使いきれなかった細かい米ドルがあって良かった。

ペナン島ジョージタウンの街並み

なお、宿や航空券はネットでクレカ決済済み。現金が必要なのは食事とローカルバス、施設の入場料くらい。まだ両替してない30ドルがあるし、まぁ足りるでしょう。

港から20分くらい歩いて宿到着。部屋には窓がないけどシャワーは付いてます。

ペナン島の宿の窓なし部屋のベッド

スマホを充電しようと思ったら、コンセント形状が日本式(Aタイプ)非対応でした。

マレーシアのコンセント

これはイギリス式のBF(G)タイプですね。旧イギリス植民地だからなのかな?

ベトナム、カンボジア、タイで泊まった宿(と寝台列車)はどれもA、Cタイプ対応だったので、日本のプラグがそのまま使えてました ↓

タイのコンセントに日本のプラグが刺さっているところ

マレーシアでは変換プラグが要りますね。全世界対応の変換プラグセットを持ってきてよかった。

国ごとに形状が違うのは面倒ですね。最近の充電器は全世界(100-240V)対応になっているものが大半だから、電圧に関しては問題ないのだけど……。

ショッピングモールへ

日が暮れ多少涼しくなった頃、街を散策しつつショッピングモールへ向かいます。ジョージタウンはあちこちにストリートアートがあるので散歩するだけで楽しい。

ペナン島ジョージタウンのストリートアート

コムタタワーに隣接するショッピングモール、プランギンモールへ。

なお、ペナン滞在時はこのタワーに登れることを知らずスルーしてしまいました。もし次訪問することがあれば登りたい。

コムタタワーとショッピングモール

ショッピングモールはちょっと古い感じの建物でしたが、提灯の飾り付けが綺麗。旧正月(春節)が近いからだと思います。

レストランで春巻きとカツカレーを注文。カレーは日本で食べるのとは違う感じ。香辛料たっぷりで辛いぜ!

ミネラルウォーターを買って宿へ帰還。「CACTUS」という銘柄。サボテンの絵が描いてあるけど単なる水です。

cactusという銘柄のミネラルウォーター

ブログタイトルにちなんで、サボテンネタはこれからも拾っていきます。

次回:ペナン島、ジョージタウンと極楽寺を観光【18年冬旅32, 33日目】

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